山形の芸術祭会場で演劇『ファウスト』の記録を残し、届けたい。
山形の芸術祭会場で演劇『ファウスト』の記録を残し、届けたい。

支援総額

584,000

目標金額 250,000円

支援者
76人
募集終了日
2022年10月31日

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2022年10月09日 10:00

山形滞在制作記⑤─会場での作品作り(林純平)

みなさん、こんにちは。

 

山形滞在制作記、第5回は会場となった文翔館議場ホールで、私たちが取り組んだ作品制作の様子を記していきます。

滞在制作記の第2回でもご説明したように『ファウスト』は二部構成の戯曲です。

今回の上演では、第一部を屋外、第二部を屋内で行う形式をとりました。

第一部は議場ホールの前庭を舞台に、物語の進行にしたがって場所を移しながら5つのシーンを上演しました。

現地では、滞在前から稽古してきたことを前庭でやってみて、日々調整を加えていきました。また、シーン間の移動やタイミングなどは現地で組み立てていきました。埼玉の本拠地では現地の広さを想定しながら屋内で稽古を行ってきましたが、実際に前庭に立ってみると、広さや画の力強さは想像以上のもので、自分たちの『ファウスト』がこの庭に対してどのようにアプローチできるかを探りました。

前庭は公共の場所でもあるので、制作している間にも人々が辺りを通りかかります。

夕方になると前庭で犬の散歩をしている方々をよく見かけました。上の写真のシーンの前後には、悪魔メフィストフェレスの化身として「むく犬」が登場するのですが、しばしば散歩中の犬たちとの交叉が発生していました。

9月に文翔館を訪れた方は、制作中の私たちの姿をご覧になったかも知れません。

第二部は文翔館議場ホールの中に入り、『現代山形考~藻が湖伝説~』の展示空間で上演を行いました。4人の登場人物がそれぞれ同時多発に演技やパフォーマンスを行うなか、観客が展示空間を回遊する上演形式です。第一部はチームとして出演者全員で稽古に取り組んできましたが、第二部は各々個別に作品制作に取り組む方針で稽古を重ねてきました。個々の作品は山形滞在に入ることで初めて同じ空間で組み合わされました。

私は第二部で、展示されている美術や文化財に自分の役がどう並び立ち、物と同等であることができるかを考えていました。それは少なからず他の出演者も共通して考えていたことだと思います。

実のところ、第二部で自分以外の人物が何をしていたのかは、私もあまりわかっていません。考えたことが共通していたとしても、きっと自分とは違う表し方をしているのでしょう。

いったい自分以外の人物にはどんなことが起こっていたのか、これからできる記録映像でみられることを、私も楽しみにしています。

 

(次回に続く....)

リターン

3,000+システム利用料


応援だけコース

応援だけコース

●お礼&実施報告メール
●パンフレット(演出ノートや劇評、公演の様子など。PDF形式でメールにてお送りします。)

申込数
13
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年11月

5,000+システム利用料


映像視聴コース

映像視聴コース

●お礼&実施報告メール
●記録映像の最速視聴権(視聴有効期限:2023年9月30日)
●パンフレット(演出ノートや劇評、公演の様子など。PDF形式でメールにてお送りします。)

申込数
33
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年11月

3,000+システム利用料


応援だけコース

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●お礼&実施報告メール
●パンフレット(演出ノートや劇評、公演の様子など。PDF形式でメールにてお送りします。)

申込数
13
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年11月

5,000+システム利用料


映像視聴コース

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●お礼&実施報告メール
●記録映像の最速視聴権(視聴有効期限:2023年9月30日)
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発送完了予定月
2022年11月
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