カンボジアから帰国し、今の私にできること　　酒井つぐみ

 

 

皆様、温かいご支援と応援をありがとうございます。
はじめまして。ConHeartプロジェクトメンバーの酒井です。

私は、昨年度、大学を休学して、2019年3月から1年間、カンボジアで活動する国際医療系NGOで長期インターンシップに参加していました。
帰国後、大学4年生の今、私がこのプロジェクトに携わらせていただいている理由を書かせていただきます。

 

遡ること1年前、私が活動していたカンボジアの病院で、普段使っている水の水質検査をする機会がありました。
その結果は、水道水から糞便に含まれる菌が検出され、さらに塩素消毒さえもされないままの水が水道から出ていました。

 

カンボジアでは、これが当たり前でした。

 

そのことが判明して以来、スタッフ間で当番を決め、病院で使っている水を貯めているタンクに、毎日手作業で消毒のために塩素を入れていました。

この作業は、誤って塩素を少し吸ってしまうだけで声が枯れたり、体調が悪くなるほど、危険を伴うものでした。

 

「きっと、綺麗な水が水道から出ていれば怪我した時の傷の治りも早くなるだろうし、水が原因で下痢をするようなことも少なくなるんだろうな」

 

カンボジア滞在中、何度も何度も思わされました。

 

日本でしか生活したことのなかった私は、蛇口をひねれば透明な水が出ることなんて当たり前でした。以前は、普段の生活の中で水のことなんて、1ミリも気にしたことはありませんでした。しかし、カンボジアの水事情について調べてみると、カンボジアの田舎には水道すらも通ってないようなところがたくさんあり、衛生面の整備が不十分なために、下痢や肺炎によって亡くなる子どもたちもいる、という事実があることを初めて知りました。

 

いかに、自分が恵まれている環境で育ってきたか、そしてそのありがたみも知らず生きてきたことをヒシヒシと感じました。

 

カンボジアから帰国して、今の自分にできること。

コロナウイルスが流行っている今。
世界には感染の基本的な予防策である「手洗い」すらできない地域があります。

このサンブール小学校もその一つです。

 

このプロジェクトの
『カンボジアの田舎にある手洗い場のない小学校に、手洗い場を建設する』

これが達成されることによって、カンボジアの子どもたちを新型コロナウイルス、下痢や肺炎等、手洗いで防げるはずの病気から守ることができます。

 

病気から子どもたちがを守り、
子どもたちの笑顔を、その家族の、大好きなカンボジア人の『笑顔』を増やしたい。

 

今後とも応援の程、よろしくお願いします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。