アフリカの留学生を東京外大へ!日本とアフリカの交換留学を続けたい。
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寄付総額

2,680,000

目標金額 1,500,000円

寄付者
303人
募集終了日
2025年1月10日

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2025年01月08日 07:00

【ゴールまであと2日!】東京外大とアフリカとの交換留学――個人個人のつながりの向こうに

みなさまこんにちは!東京外国語大学「大学の世界展開力強化事業(アフリカ)」(通称:展開力アフリカ)コーディネーターの神代(くましろ)ちひろです。この記事では、私がみてきた東京外大のアフリカとの交換留学について書いてみたいと思います。

ルワンダ・ザンビア・ガーナからの受入学生到着(2023年9月)

 

まず、展開力アフリカについてお話しさせてください。この事業は、文部科学省「大学の世界展開力強化事業―アフリカ諸国との大学間交流形成支援―」として2020年に始まりました。2025年3月までの事業で、国内連携大学の京都大学と協働し実施しています。

事業の目的は、アフリカ協定校との学生交流の促進と、アフリカと日本の大学・実務組織間のネットワーク構築や交流プラットフォーム整備です。私はコーディネーターとして、アフリカ協定校の学生・教職員、外部組織等と関わりながらプログラムの調整や運営をしてきました。

例えば学生交流では、①アフリカ協定校との連絡・協議(協定校にて国際局・教員等と交換留学の制度整備の相談/学生向け留学説明会の実施等)、②協定校との協働プログラムの実施(シンポジウム、講義、オンライン・スタディツアー等)、③受入・派遣学生のサポート(受入学生の生活支援、派遣学生への危機管理情報提供や留学中の心身のサポート)等をおこないました。

ステレンボッシュ大学(南アフリカ)での留学説明会(2022年8月)

 

特に力を入れたのは、場作りをして人と人とをつなぐことです。学生(アフリカ/東京外大)にとって一番難しいのは最初のきっかけで、それさえあれば、あとは自分でどんどん関係を構築していく力を彼らは持っていました。

 

例えばアフリカ学生のネットワーク構築支援としては、交流会や月に1度のランチ会等の学内外向けのイベントを現代アフリカ地域研究センターと協働で実施したり、アフリカの学生を担当講義に呼んだりしました。また、留学予定・留学中・帰国後のアフリカ/東京外大の学生同士や現地の関係者を必要に応じて紹介し、ネットワーク構築支援をしました(活動詳細はこちら)。

 

アフリカからの留学生のアート作品展示イベント”Feel Africa”のクロージングイベント(2022年6月)

 

東京外大のアフリカとの交換留学のなによりの強みは、既に「概要」や「活動報告」でほかの方たちも触れているように、学生が築く個人個人のつながりです。アフリカから留学しに来た学生が日本で友人を作り、その友人が今度はアフリカに留学し、お互いに現地での生活を支え合う、という関係がバトンパスをするかのように続いています。また、学生たちはアフリカ/日本での留学中に世界中から集まる学生たちとも切磋琢磨しながら学び、友人を世界中に作っています。

 

あまり注目されていませんが、交換留学を支える個人個人の関係は、学生間の関係だけではありません。まず、東京外大がアフリカの大学と協定校になる場合、お互いの大学の教員同士に学術的な(そして私的な)信頼関係があることが必要です。こうした個人レベルの関係性が整って初めて協定を結ぶプロセスに進みます。

 

そして協定校となった後は、特にアフリカの場合、協定校の交換留学担当窓口の方との関係も重要です。できれば一度対面で顔を合わせて握手をしておけると、その後も連絡をスムーズに取ることができ、非常時にも連携して対応を取りやすくなります。そのほか、受入大学の教職員も、派遣された学生と公私に渡り関係を作り、留学生活を支えています。

 

私自身も、コーディネーターという立場でアフリカ協定校/東京外大の学生・教職員とこうした関係を築き、交換留学を4年間見守ってきました。コロナ禍に始まったプロジェクトだったこともあり、コロナの影響で留学を諦めざるを得なかった学生や、滞在が思うようにいかず悔しさに耐えながらやり抜いた学生もいました。

 

心身の不調を抱えながら努力した学生、支えられる立場にありながらほかの者を支える学生、母国の平和ために勉学に励む学生など、ここですべて挙げることはできませんが、それぞれなにかを背負いながら、なお留学中に挑戦を重ねて成長する姿を見せてもらいました。

 

また、この仕事を通じて、協定校教員の教育への姿勢や、協定校職員が働きながら学位を目指す姿に刺激を受けたり、アフリカ協定校の世界中の協定校の教職員と出会う機会にも恵まれました。学生や教職員とのこうした出会いは、自分にとって初めての価値観を学ぶ機会となり、新しい世界を拓くきっかけにもなりました。

 

アフリカ留学生交流会2024(2024年10月)

 

私は、アフリカとの交換留学は、日本社会とアフリカ社会、そして世界を結ぶための取り組みだと考えています。そう思うようになったのは、この4年の経験を通じて、個人個人の関係が基礎になって大学間の関係となり、それが地域と地域の関係にまで広がり、他地域との関係構築にもつながっていくことを学んだからです。

 

ですので、クラウドファンディングにいただくご支援は、アフリカの学生や交換留学制度へのサポートに留まらず、日本とアフリカをつなぎ、世界をつなげていくためのサポートと確信しています。

 

展開力アフリカは今年度末で終わりますが、東京外大とアフリカの交換留学がこれからも長く続き、さまざまなひとたちを結び付け、訪れる出会いがそれぞれに新しい世界をもたらしてくれることを願っています。

 

セネガルでのフィールドワークにて(右端が筆者、2025年1月)

 

 

 

 

 

 




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