【応援メッセージ６】東京工業大学 工学院機械系 西田佳史教授

皆様こんにちは。岡です。

いつも応援ありがとうございます！

 

 

今回は応援メッセージ六人目をご紹介します。

東京工業大学 工学院機械系 エンジニアリングデザインコース/機械コース 教授　

（兼）国立研究開発法人 産業技術総合研究所 人工知能研究センター 招聘研究員 西田佳史先生です。

 

 

西田教授は、11カ月から4歳の子ども19人を対象に、遊んでいるときに偶然転ぶ様子を記録し、

映像やセンサーのデータを分析、倒れ始めてから、尻やひざが床につくまでの秒数を調べ、

それが平均約0.5秒であること（子どもからめを離さないで…無理　0.5秒で事故防げる？）など、

工学的な見地から子どもの事故予防を研究し、啓発活動もされています。

 

 

 

 

東京工業大学 工学院機械系　

エンジニアリングデザインコース/機械コース 教授　

（兼）国立研究開発法人 産業技術総合研究所 人工知能研究センター　

招聘研究員 西田佳史先生

 

 

 

 

コロナウィルス感染症の問題で、行動変容という言葉が注目されています。

傷害予防の分野でも古くから、この行動変容が大きな課題だと指摘されています。

 

行動変容というと、ちょっと聞きなれない言い方ですが、英語は、behavior changeと平易な言い方で呼ばれています。

でも実行するのはとても難しいことが知られています。

 

 

傷害予防の場合、いかによいテクノロジーがあっても、実際にそれが活用するように行動が変わるところまでいかないと効果が出てきません。

こうした効果まで至らないものがとても多いのが現状です。

 

 

傷害予防に関する国際会議でも、本当に情報を届けるべき人に届いていない問題や、

ある対策法がスケールしない（広がっていかない）問題は、繰り返し指摘されています。

 

 

今回の書籍は、行動変容の第一歩につながることを願っています。

出版で終わりではなく、出版後、行動変容に繋げるためには、実際には、何段階ものステップがあると思いますが、

その先の展開にも大いに期待したいと思います。