リトルワールド「ネパール 仏教寺院」の危機、修復し未来へつなぎたい

支援総額

10,155,000

目標金額 5,000,000円

支援者
537人
募集終了日
2023年11月30日

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2023年11月15日 11:54

リトルワールドのこだわり「ホンモノの家づくり」

「ネパール 仏教寺院」修復のためのクラウドファンディングにご協力いただき、誠にありがとうございます。

おかげさまでご支援いただきました金額が600万円を超え、またご支援者様も400名を突破いたしました。

多くの方々に支えられていることを実感するとともに、みなさまのご期待に添わねばと一層身が引き締まる思いです。

 

|復元へのこだわり

野外民族博物館リトルワールドのすべての伝統的建築物は「博物館資料」として、「本物」性にこだわって建てております。

 

この建て方には、2種類あるのはご存じでしょうか。

 

まず1つ目は【移築復元】

読んで字のごとく、現地で実際に使用されていた建物を解体し、当館まで運び、建て直す方法です。

「インドネシア トバ・バタックの家」や「フランス アルザス地方の家」などがこれにあたります。

現地のものをそのまま持ってきたので、まさしく「本物」と言える建物となっています。

 

「トバ・バタックの家」解体の様子

 

そしてもう1つは【形態復元】

例えば、現地では泥を固めて作られる「西アフリカ カッセーナの家」は移築しようとした場合、建材となる泥は検疫上持ち込むことができません。あるいは泥で建てたとしても、日本では雨が降れば崩れてしまいます。

 

「西アフリカ カッセーナの家」現地調査の様子

 

また「トルコ イスタンブールの街」や「イタリア アルベロベッロの家」などは、現地では世界遺産として登録されているため移築することができません。

 

こうした場合、現地調査で精確な図面を作り、それを基に可能な限り「現地の材料」を使用し、そしてなによりも可能な限り「現地の職人」が関わりながら建てる【形態復元】の方法をとります。

 

今回、修復を予定している「ネパール 仏教寺院」は現地でお寺として機能している建物であるため、移築ではなく【形態復元】によってリトルワールドに建てられました。

 

「ネパール 仏教寺院」日本での建設の様子
日本の建築基準法に則る形で建てられました
「ネパール 仏教寺院」建設の前には、現地と同様の儀礼も行われました

 

 

 

|修復へのこだわり

そして、"建てて終わり"ではありません。

博物館資料として後世に遺していくため日頃から維持・保存活動を行っていますが、それでも年月が経てば修復の必要性が生じてきます。

こうした修復の際も、当館では「本物」にこだわっています。

 

2016年には「南アフリカ ンデベレの家」の修復を行いました。

この「ンデベレの家」は壁絵が特徴的な建物ですが、伝統的には女性が下絵も定規も使わずフリーハンドで描くものとされています。

そのため、当館の「ンデベレの家」修復の際も現地から女性絵師4名を招へいし、現地と同様の手法で壁絵を描きなおしてもらいました。

 

2016年「南アフリカ ンデベレの家」修復の様子

 

2017年には「北海道 アイヌの家」修復のため、そして2019年には「ポリネシア サモアの家」修復のために、それぞれ現地から職人を招へいしました。

 

|現地との協働

地域によってはこうした伝統的知識や技能を活かす場が少なくなりつつあり、技能の継承がしづらくなっている例があります。

そのため当館では、リトルワールドの建物修復を通して伝統技能の継承の一助になればという思いから、修復の際には必ずベテランのみならず若手の職人もメンバーに入るようお願いしています。

 

2017年「北海道 アイヌの家」修復のため
ご協力いただいたアイヌの職人のみなさま

 

「ポリネシア サモアの家」修復のため
来日したサモアの大工さん(笑顔がチャーミングな若手)

 

しかしながら、毎回それぞれの地域から職人を招くことができるわけではありません。

特に近年は世界的な感染症の流行の影響を受け、こうした協働の機会を設けることはできませんでした。

そのため日常的な維持・保存活動として、学芸員や博物館実習生、時には来館者のみなさまの手を借り、小規模ながらもこつこつと作業を行い、建物を維持しています。

この際も、なるべく現地と同じ建材を用い、現地の手法での修復を心がけています。

 

博物館実習生と修復を行った「ミクロネシア ヤップ島の家」
現地でも使用されている"人工ヤシ葉材"を使用しました

 

2020年には「アラスカ トリンギットの家」の壁絵修復に際し
来館者のみなさまにも修復をお手伝いしていただきました

 

2021年にも来館者のみなさまにご協力いただきながら
「西アフリカ カッセーナの家」の模様の塗りなおしを行いました

 

今回の「ネパール 仏教寺院」修復工事も日本の職人の手によって修復します。

将来、ネパールから職人を招へいし、内部壁画を含む寺院すべてを修復するその時まで、建物を保存・維持していくため、クラウドファンディングに挑戦、そしてネクストゴールの達成を目指しています。

 

|文化遺産を後世につなぐ

当館は、建物を含む収蔵資料すべてを、現地の人びとから預かった大切な文化遺産と考えています。

この文化遺産を後世に遺し、それぞれの民族が培ってきた知恵を伝えていけるよう、これからも資料の維持・保存活動をしていく使命があります。

 

クラウドファンディングの期間もあと少しです。

ネクストゴールの目標金額とする800万円の達成に向け、より多くの方々にご支援・ご協力いただけますよう、心からお願い申し上げます。

リターン

5,000+システム利用料


オリジナルクリアファイル

オリジナルクリアファイル

●お礼メール・お手紙
●ホームページにお名前掲載(希望制)

●オリジナルクリアファイル(A4)

申込数
144
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年6月

10,000+システム利用料


オリジナルクリアファイル+招待券

オリジナルクリアファイル+招待券

●お礼メール・お手紙
●ホームページにお名前掲載(希望制)

●オリジナルクリアファイル(A4)
●リトルワールドご招待券 1枚(有効期限:2025年3月31日)

申込数
135
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年6月

5,000+システム利用料


オリジナルクリアファイル

オリジナルクリアファイル

●お礼メール・お手紙
●ホームページにお名前掲載(希望制)

●オリジナルクリアファイル(A4)

申込数
144
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年6月

10,000+システム利用料


オリジナルクリアファイル+招待券

オリジナルクリアファイル+招待券

●お礼メール・お手紙
●ホームページにお名前掲載(希望制)

●オリジナルクリアファイル(A4)
●リトルワールドご招待券 1枚(有効期限:2025年3月31日)

申込数
135
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年6月
1 ~ 1/ 17


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