大晦日に海沿いの埋め立て地で捕獲中

 

 

江東区の沿岸地域「放し飼い多頭飼育」状態の現場に来ています。

 

私たちは、地域に根差して活動するボランティアを「中間支援」する団体ですが、地域と猫と人の事情によって、アウトリーチして実動を行うことも少なくありません。

 

 

こちらの現場では、今週、江東区のボランティアが複数等を捕獲しました。本日は、東京都人と動物のきずな福祉協会のメンバー（千代田区在住）２名の他、国立市と杉並区からもボランティアが手伝いに来ています。

 

 

 

情報によると、１、２年前に猫が複数頭捨てに来られ、その後、みるみる増えていったとか。家屋もなく住民もいない地域ですが、工場や倉庫で働く人たちが、食べ物を与えているようです。

 

 

ただし、パンやごはん等の食べ物の残りなどを少し与えるだけで、みんな常に餓えて、ガリガリに痩せています。江東区のボランティアが大量のキャットフードを渡しにいったのですが、なぜか与えてくれませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

猫たちに不妊・去勢手術を行うことに抵抗を示す人も少なくなく、子猫が生まれるのを楽しんでいるのかもしれません。「自分たちの猫を連れて行くな」と言ったかと思えば、子猫が病気や怪我で弱ったり、成長しておとなの猫になると、保護することに抵抗を示さなくなります。

 

 

冬の海風に体温を奪われ、猫たちが凍死してしまう前に保護しなければ、と、私たちはこれまでに江東区のボランティアと連携協力して３５頭を保護しました。

 

 

大晦日に人けがなくなったのを見はからって猫たちの捕獲に来ているのは、そういう事情があってのことです。情報によれば、残りは５頭とのことでしたが、４時間粘って、５頭すべて保護しました！！　猫ちゃんたち、もう寒くないからね、フードもいっぱい食べられるからね。暗くなる前に撤収！