2月5日と7日に輪島市の避難所で物資支援と炊き出しを行いました

今回は、2月5日と7日に輪島市の避難所で行った物資支援と炊き出し支援についてご紹介します。

炊き出し支援（特別養護老人ホーム ゆきわりそう）

2月7日に特別養護老人ホーム ゆきわりそうにて、昼食の炊き出しを実施しました。グッドネーバーズ・ジャパンはこれまで、輪島市内の避難所で9回炊き出しを実施しており、今回が10回目となります。

こちらの施設を利用されている方々は、それぞれの体調に合わせて食事を調整する必要があるため、今回は施設で働かれている職員の皆さまを中心に約70名分を提供いたしました。

 

施設の職員の方々も被災者であり、中には家が倒壊してしまい、施設で寝泊まりしているという方もいらっしゃいました。輪島市の中心街から約20キロほど離れた門前町も、他の地域と同じように、いまだに倒壊した家屋がそのままの状態で残っていました。今回の地震では、広範囲で道路の寸断や家屋の倒壊の被害が出ているため、復興には長い時間が必要であることを改めて実感いたしました。

物資支援（河原田公民館）

河原田公民館では、これまで炊き出し支援や様々な物資支援を行ってきました。2月3日に改めて、現在足りていないものがないかとお話を伺ったところ、食品や物資はそろってきているが、ちょっとした調味料などが足りていないというお声をいただきました。

その後、詳しく必要なものの聞き取りを行い、めんつゆ、みりん、鶏がらスープ、ふりかけ、お茶漬けなどの調味料や食品を2月5日にお届けしました。「こんなに！助かります」「すべて欲しかったものです！」と喜びの声をいただきました。

 

河原田公民館には2月の月初に、仮設シャワーが設置されたそうです。古谷館長によると「近くの避難所では入浴支援をやっているが車で行ける人が限られているので、少しずつ仮設シャワーをみんなで試しているところです」とのことでした。

2月2日時点で近隣の４つの避難所で合計130名弱の避難者がおり、近々これらの避難所を統廃合して、公民館と小学校に集約するとお話されていました。

1.5次避難や2次避難は進んでいますが、2次避難先から公民館などの避難所に戻ってくる方もいらっしゃるとのことで、引き続き被災地での避難生活が続くことが見込まれています。

今後の支援について

地震発生から1か月以上が経過し、食料や物資の需要は少し落ち着いてきており、足りているという声も多く聞くようになりました。また、炊き出し支援に関しても1月に比べると多くの団体が支援に入っており、「昼ごはんと夜ごはん、どちらも炊き出しの予定がある」という避難所も増えてきたように感じます。

 

グッドネーバーズ・ジャパンは、現地ニーズを調査の上、仮設住宅を含む応急住宅への電化製品提供の支援や、小学生を対象とした学習支援および心のケアを行うプログラムの実施を検討しています。

 

引き続き、ご応援のほどよろしくお願いいたします。