人とクマとの共存のために働く犬「ベアドッグ」を未来へ繋げたい!
人とクマとの共存のために働く犬「ベアドッグ」を未来へ繋げたい!

支援総額

8,341,300

目標金額 3,000,000円

支援者
780人
募集終了日
2024年1月31日

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2024年09月23日 13:49

“出産を待つ日々” 初代を偲び、子犬を待つ

皆さまにご心配をおかけしているレラの出産。

 

出産予定日だった昨日、子犬たちは産まれませんでした。

 

タマのときは、夜中に出産が始まり、最後の子犬が産まれたのは翌日のお昼(22:37~翌12:34)でしたので、私も夜もうかうか寝てられません。

 

わら納屋で佇むレラを眺めながら、一晩中そわそわしていました。

 

「どうしよう…大丈夫かな?胎児の数が少ないから、なかなか押し出されないのかな?このまま胎児たちが子宮から出ずに大きくなって、産道を通らなくなったら・・・。」

 

悪いことばかりが頭をよぎります。

 

そんな時、ふっと真っ暗な小屋で照らされた一角が目につきました。

 

歴代のベアドッグたちが並ぶスペース。

 

その中にひときわ大きな写真があります。

 

初代ベアドッグのブレットです。

 

この 活動報告(2023.12.27)の中でも一度ご紹介させていただきました。

 

彼は急性骨髄性白血病でこの世を去りました。

亡くなる間際まで、人とクマのために頑張り続けました。

 

当時、ブレットを失ったことへの私の喪失感はひどく、周りの方から励まされ、何とか立ち直り、これまで活動を継続してきました。

 

その後も活動を進めながら困難は数多くありましたが、困ったときはいつも 彼との別れや約束 を思い出しながら「こんな困難はブレットの苦しさに比べたら…、こんなのまだまだ。がんばんなきゃ。」と、気持ちを切り替えながら、乗り越えてきました。

 

彼はいつも見守ってくれていて、私を良い方向に導いてくれている気がします。

 

あまり知られていませんが、ブレットは壮絶な生涯を送りました。

 

彼は本当に色々と苦難を背負った子でした。

 

米国から生後5ヶ月で、まだ(職業犬として認可されていない)訓練前ということで飛行機の貨物室に約30時間乗り、海を渡り、日本に来てくれました。1歳の時にアメリカに訓練のため里帰りしたときも未だ訓練中ということで貨物室での渡航でした。

 

その後、2歳でてんかんを発症し、生涯発作と戦いました。さらに彼は股関節形成不全ももっていたようで、6歳の頃からは痛み止めを飲みながら、クマ対応の現場でがんばっていました。私は彼が発作のときや痛みで声を上げる時、抱きしめながら身体をさすることしかできませんでした。

 

挙げ句の果てに、最期は急性骨髄性白血病。

9歳3ヶ月、発病から僅か3週間でこの世を去ったのです。

 

また彼には一緒に米国から来た妹犬がいたのですが、ハンドラーの一身上の都合で、3歳のときに妹はリタイヤし、軽井沢を去りました。

来日当初のブレット(左)と妹犬・ルナ(右)

 

その後、ブレットはたった1頭で働き続け、生涯で438回ものクマの追い払いを行ってくれました。 

 

そんな彼のがんばりがあり、ベアドッグ活動は少しずつ理解が得られるようになっていきまいた。そして今では、皆さまからもご支援もいただけるような活動となり、ベアドッグの体制(犬4頭+ハンドラー3名)も拡充され、皆、健康に仕事をしています。また今回の繁殖では、米国への渡航時、レラは航空機のキャビンに搭乗させていただきました。

 

ブレットの頃とは雲泥の差です。

 

もしかしたら、ブレットが「自分が苦しんだことを他のベアドッグにさせないように、私たちを導いてくれているのではないか」と、思うことがあります。

 

少し話がレラから逸れました。申し訳ございません。昨日は「きっと、大丈夫。ブレットがついている。」と、彼の写真を見ながら、改めて気持ちを強くもった夜でした。

 

さて、これは今のレラの様子。昼間ですが、わら納屋で休んでいます。

息づかいは少し荒いですが、リラックスしています。

 

きっと、数日後には皆さまに良いご報告ができると思います。

引き続き、温かく見守っていただけますと幸いです。

 

田中

リターン

3,000+システム利用料


alt

3千円|応援コース

・感謝のメール
・終了報告レポート
・子犬の画像データ
・オリジナルステッカーのデザインデータ

申込数
125
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年10月

3,000+システム利用料


alt

The Course for who live outside Japan [3,000 yen]

"Support package"

■ Thank-you E-Mail
■ Project report (PDF)
■ Photo data of puppies
■ Original sticker digital data

*It is possible to purchase more than one.

申込数
2
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年10月

3,000+システム利用料


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3千円|応援コース

・感謝のメール
・終了報告レポート
・子犬の画像データ
・オリジナルステッカーのデザインデータ

申込数
125
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年10月

3,000+システム利用料


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The Course for who live outside Japan [3,000 yen]

"Support package"

■ Thank-you E-Mail
■ Project report (PDF)
■ Photo data of puppies
■ Original sticker digital data

*It is possible to purchase more than one.

申込数
2
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年10月
1 ~ 1/ 16


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