重要航空遺産認定証授与式が執り行われました

7月25日、紫電改が日本航空協会の「重要航空遺産」に認定され、日本航空協会会長を務める植木義晴氏に御来県いただき、知事が認定証を拝受いたしました。

重要航空遺産は、日本の航空技術や歴史・文化の中で大きな意義を持つものを、次世代へ大切に伝え、未来へと継承していくことを目的に、「日本航空協会」が平成19年に創設した認定制度で、このたび紫電改がその13例目として、また中四国では初めて認定されました。

紫電改が、日本で設計・開発された層流翼と自動空戦フラップを装備し、日本の航空エンジン開発の集大成とも言える「誉」エンジンを搭載しており、第2次世界大戦中における日本の航空機開発の到達点の一つである機体であること。

そして、国内でただ一つの実機であり、オリジナルの部分を残すことに注意が払われた修復が行われている点を評価いただきました。

今後とも貴重な航空遺産である紫電改の価値を、しっかりと未来へ継承するとともに、今回の「重要航空遺産」の認定を契機として、全国の皆様に紫電改に刻まれた史実や、それにまつわる人々の思いにふれていただくことで、恒久平和の大切さを改めて考えるきっかけとしていただきたいと願っております。