カンボジアの歴史①

こんにちは！中村絵理です。

本日は、カンボジアの歴史についてお話します。

1~2世紀頃、インドシナ半島南部に扶南が興り、シャム湾に面する港町オケオを拠点に商業国家として栄えた国です。6世紀頃になると扶南の属国であったチェンラ（6世紀にメコン川中流域のクメール族の国家）が勢力を増し、7世紀前半には扶南を吸収して領土を広げました。

しかし、705年頃に水と陸のチェンラに分裂しジャワ王国の支配下に入りました。その後、802年にジャヤヴァルマン2世が国内統一を成し遂げ、アンコール王朝が成立しました。

12世紀前半が最盛期であり、スールヤヴァルマン２世の時代で、この時期にアンコール・ワットが建設されました。その後、ジャヤヴァルマン7世はアンコール・トムを築き、インドシナ半島の大部分を支配しました。13世紀に入ると、中国やアユタカ朝（タイ）の侵入で混乱が続き、攻略され陥落しました。16~18世紀はタイ、中国の干渉で混乱が続きました。1863年にフランスの保護領となり王制は存続し、1941年にノロドム・シアヌーク王国が即位しました。第二次世界大戦中の1945年カンボジアの独立宣言を行うが、日本敗戦により1946年に再びフランスの保護下に入りました。1953年に、シアヌークの粘り強い独立運動を経て完全独立を果たしました。