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支援総額

6,705,000

目標金額 10,000,000円

支援者
269人
募集終了日
2025年9月18日

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2025年07月30日 12:00

〜noteより〜翠山大学設立プロジェクト参画に寄せて-その②(堀田新五郎)

 

皆さま、お待たせいたしました。前回の続きです。

日本が「社会的生活習慣病」を患っているという見立てに、なんらか真実が宿っているとしたら、ではどうすればそれを治すことができるのか?

 

今回はまず、明治以来の近代的な生活習慣のあり方を確認し、それが今、どんな問題をひき起こしているのかを考察していきます。そのあとで、翠山大学の構想が、なぜそれらの問題に対する根本的な対処策となる(たぶん!)のか、私の考えを説明いたします。

 

 

翠山大学設立プロジェクト参画に寄せて

-その②-

 

◆ 近代化がもたらした「競争」と「倒錯」


さてさて、まずは近代化による変化について。

前近代、たとえば江戸時代は身分制社会でした。近代化はこれを覆し、人々を身分制から解放しました。自分が何者で、どこでなにをするのかが生まれた時から定められているのではなく、自分の将来を自由に選べるようになったのです。

 

 

◆ 教育における「点数」偏重


しかし同時に、全員が6歳になれば学校に入れられ、「競争」の渦中に放り込まれることになりました。明治に入って、「末は博士か大臣か」という言葉が生まれますが、「立身出世」時代の気分がよく表れています。たとえ貧しい百姓の子でも、学校や政界での「競争」に勝ち抜けば、博士や大臣への道が開かれる時代、それが近代でした。

 

「競争」では当然、勝ち負けや順位がはっきりと「点数」として表れます。「競争」に勝利し、将来の栄達を望む者は、ひたすら「点数アップ」「ランキングアップ」に励むこととなるわけです。「上位の学校」に入るべく、「偏差値アップ」に余念なし!って感じですかね。

 

ということで、さんざん言われてきた倒錯が生じます。「学ぶ」ことの目標が、「質の向上」つまり「人格の陶冶」ではなく、「量の拡大」つまり「数値アップ」になってしまうのですね。「偏差値教育」の弊害や倒錯については、語りつくされてきた感があります。でも、ここでも同じことが発生するわけです。分かっちゃいるけど、止められない止まらないのですね。

 

 

社会システムにおける「量の拡大競争」


こうした倒錯は、教育だけではなく、社会システム全般に見てとれます。

政治における民主主義、経済における資本主義、そして科学技術、この三位一体が近代社会の核心ですが、すべて自由な競争に基づいています。ここでもまず、その解放的な側面を確認しましょう。

 

江戸時代、「正しさ」は「上の方」に位置づけられていました。「上様」や「殿様」が「正しさ」を握っていたわけです。でも、民主主義に「上様」はいません。ですから、みんなに関係する「公共のこと」を決めるときは、みんなで「意見の自由競争」を行います。すると、変な意見は淘汰され、まっとうなルールが生まれるというのが、民主主義の基本です。

 

同じように、「商品の自由競争」を行えば、さえないものは消えてみんなの利益になり、「仮説の自由競争」を行えば、誤謬は消えて真理が残るというのが、資本主義や科学の基本です。「正しさ」は「上の方」にいる誰かの所有物ではありません。人々の「間」にあるのです。そして、自由な競争によって浮かび上がってくるものです。とっても解放的なシステムでした。

 

 

◆ 近代システムの「倒錯」


あ、過去形で書いてしまいましたね。

ということで、今度は近代システムの倒錯について確認します。

 

個人の学びの場合と同じく、ここでもポイントは、「質の向上」が「量の拡大」へと変質してしまう点にあります。「競争」をベースとする限り、必然的に「勝敗」「順位」がつきまとい、「ものさし」が単一化されてしまいます。「ものさしが一つ」ということが、「量」で測るということです。

 

たとえば民主主義の場合、熟議に熟議を重ねたとしても最後に待っているのは「多数決」です。ファイナルは「数」なのです。ということで、分かりやすく倒錯が生じます。目標が、「国民の安寧」という「質」ではなく、いつのまにか「票数・議員数・支持率」のアップという「量」に向かってしまうわけです。もちろん、それらは手段にすぎません。そんなことは、政治家もよく分かっています。でも、選挙がありますから、「量の拡大競争」から撤退できないのです。止められない止まらないですね。

 

同様に「利潤の拡大競争(資本主義)」も「利便性の拡大競争(テクノロジー)」も、あくまで「量の拡大」にすぎません。大事なのは、そうした拡大を、みんなのウェルビーイング(質)のために使うことです。でも、難しそうです。「利潤・利便性の拡大」が自己目的化してしまうからです。それが、近代の資本主義やテクノロジーの姿ではないでしょうか。

 

 

◆ 「量の拡大競争」からの脱却へ


近代の生活習慣病について、個人レベルと社会システムのレベルで確認しました。

いずれにせよ「量の拡大競争」から逃れられないという点に、問題の核心があります。もちろん、皆気がついてはいるはずです。

 

「ランキングアップ」と「この私の幸せ=質」が結びつくとは限らないことを。でも、「この私」が何者なのか、どこでなにをすべきか、こうした究極の問いについてはうまく考えることができません。その作法が、まったく身についていないからです。

 

私自身がそうでした。

大学4年生のとき、卒業後の進路について悩み、どんな仕事に向いていて、なにをしたらよいのか、自分で判断するなんて無理すぎるから、いつか地蔵でもマリアでも狸でもいいから枕元に立って、自分が何者かを決めてもらいたかった。「職業選択の自由」なんてラララララって感じでした。

 

するとどうなるか。受験で偏差値上位の大学を狙ったのと同様、ランキング上位の企業から適当にエントリーして、拾われたところに行くしかない、となったわけです。競争社会でもまれてきた生活習慣病ですね。とほほです。(ま、実際は大学院に逃げ込みましたが)

では、こうした「とほほ」から抜け出すには

どうすればよいのか?

 

次回「その3」にご期待ください!

 

引き続き活動報告ではラジオ配信のレポートをはじめ、プロジェクトの進捗状況などを発信してまいります。応援のほどよろしくお願い申し上げます。

リターン

15,000+システム利用料


おすすめ|限定ZINE「私たちはシナリオを書き換えられるのか?(タイトル仮)」

おすすめ|限定ZINE「私たちはシナリオを書き換えられるのか?(タイトル仮)」

参画メンバーによる、ここでしか手に入らないオリジナルZINEです!
多彩なメンバーが「私たちはシナリオを書き換えられるのか?」をテーマに、コラム、エッセイ、写真、イラストなどを寄せて、オリジナルのデザインで制作し、送付いたします。


【寄稿者】内田樹、広井良典、前野隆司、堀田新五郎、渡邊格・麻里子、勅使川原麻衣、水谷知生、作野広和、坂本大祐、岡田勝太、西尾美也、青木真兵、青木海青子、光嶋裕介、阿野晃秀、石島知、林尚之、松岡慧祐、梅田直美、遠又香、安井早紀ほか      
※デザイン・仕様等はイメージになります。

【共通リターン】
◯お礼のメッセージ
◯開学メンバーとしてWEBサイトにお名前掲載
◯クラファン終了報告会にオンラインご招待
※10月開催予定、詳細は9月までにご連絡いたします。

申込数
90
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2026年1月

5,000+システム利用料


alt

シンプルコース|5,000円

【共通リターン】
◯お礼のメッセージ
◯開学メンバーとしてWEBサイトにお名前掲載
◯クラファン終了報告会にオンラインご招待
※10月開催予定、詳細は9月までにご連絡いたします。

申込数
37
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年10月

15,000+システム利用料


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【寄稿者】内田樹、広井良典、前野隆司、堀田新五郎、渡邊格・麻里子、勅使川原麻衣、水谷知生、作野広和、坂本大祐、岡田勝太、西尾美也、青木真兵、青木海青子、光嶋裕介、阿野晃秀、石島知、林尚之、松岡慧祐、梅田直美、遠又香、安井早紀ほか      
※デザイン・仕様等はイメージになります。

【共通リターン】
◯お礼のメッセージ
◯開学メンバーとしてWEBサイトにお名前掲載
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※10月開催予定、詳細は9月までにご連絡いたします。

申込数
90
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制限なし
発送完了予定月
2026年1月

5,000+システム利用料


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シンプルコース|5,000円

【共通リターン】
◯お礼のメッセージ
◯開学メンバーとしてWEBサイトにお名前掲載
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申込数
37
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年10月
1 ~ 1/ 70


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