ウクライナ危機|日本国内の避難民へのサポートのお願い

支援総額

9,006,000

目標金額 1,000,000円

支援者
318人
募集終了日
2022年6月25日

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2022年05月10日 19:22

災難の中、思いがけず叶った夢(ソフィアの話)

大学で教わった茶道を初めて実際に体験しているソフィア

 

 

 

(by 生活ボランティアAkari)

 

ソフィアは利発で観察力があり、いつも気付いたことをたくさん教えてくれます。

 

「欧州の硬水と違って日本の水は軟水で少し違うけど、大丈夫?」と聞けば、
「私は水をよく飲む方じゃないけど、これ(ペットボトルの水を指して)とか日本のお水はおいしいからよく飲んでいる」

 

「ウクライナも地上が1階なの?」という質問には、
「そうね、ヨーロッパだと地上階があって、その上に1階がある国が多いけど、ウクライナは地上が1階。日本と同じだね」

 

「日本ではハニーラテってよく見かけるけど、一般的な飲み物なの?すごく美味しい。ウクライナでは、みんなコーヒーをよく飲むよ。私くらいの歳だと、カフェラテとかカプチーノとかの子が多いけど。あと、和食の朝ごはんって量が多いのね、お味噌汁は好きだけど朝に飲めるかな…ウクライナだと、お昼はいそがしいこともあるし食べずに、1日2食で済ませている人も多いかな。朝ごはんも比較的シンプルよ」

 

「ウクライナにも神話があって、代表的なのは森にいる女性の精霊のMavka(マフカ)。近々映画も出るはずよ(編者注:MAVKA the forest song)。あとは、悪さをする小さな精霊とか、霜の精霊とかもいるわ。でも、日本の神道の神様ほどたくさんいないと思う」

 

 

そんな会話をしていると、ソフィアは戦火を逃れて日本に来たのではなく、留学で渡航してきたばかりの学生のように錯覚してしまいます。

けれども、話の端々から、いま置かれている厳しい状況をうかがうことができます。

 

「(ロシアの侵攻直後は)いろんな国から国へと避難したわ。最初のポーランドでは、避難してくるウクライナ人も多かったので様々な支援があったけど、人が多すぎてホテルも満杯。滞在先が見つからずに、学校の体育館で寝泊まりしたの。親戚を頼って一時滞在していたポルトガルでは、ウクライナから遠いからか、全く支援策がなくて、長期滞在は経済的に厳しかった」

 

「ねこ達が3匹も家にいたから、今の家は動きがなくて静かすぎて、変な感じがするし、寂しいわ」

 

「日本に来たいと言っている友人は他にもいるわ。でも、みんな予めパスポートを作っていたわけじゃないから…。もし2月24日に戦争が始まるって知っていたら、事前にパスポートを作れたけど、そうじゃないし。なぜか分からないけど、ヨーロッパ各国のウクライナ大使館を含めて、ウクライナ政府側はパスポートの新規発給はできていないみたい。だから、とりあえず(陸続きかつ入国手続きを簡略化している)ヨーロッパの国に逃げられても、そこからアメリカとか日本とかに行こうとすると難しくて」

 

 

ソフィアは、大学で日本語や日本文化について学んできたこともあり、既に知識は豊富ですが日本語で実際に話すのは難しい、と語ります。
でも、語学は得意で、ウクライナ語以外にロシア語、英語、ドイツ語も操ります。きっと日本語もすぐにものにしてしまうでしょう。
英語も流暢に話しますが、日本での生活に慣れてきたためか、ときどき日本語の単語が先に頭に浮かんで「あれ、混ざっちゃう(笑)」と漏らしています。

 

そんなソフィアにとって、日本で暮らすのは長年の夢でした。


こんな形で叶うとは思っていなかったものの、平日は日本語学校に通った後に大学のオンライン授業を受け、空いた時間では東京を探索して、日本の生活・学校教育・伝統文化などを吸収しどんどん前に進んでいます。


将来は、以前から関心があったアート関係のスキルをもっと身に付けてゲームのグラフィックデザイナーになるか、言語スキルを磨いて通訳や翻訳家になるか、考えているようです。

 

 

思わぬ形で日本で暮らす夢がかなうことになった、ソフィア。

 

せっかくの機会なので、良い思い出となって今後の糧になりますように。

 

そして、新たな夢もかなうように、応援したいと思います。

 

 

 


※内容は本人に確認の上で掲載しております。

リターン

3,000+システム利用料


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3,000円コース

・お礼状メールの送付
・活動報告メールの送付

申込数
77
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年9月

5,000+システム利用料


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5,000円コース

・お礼状メールの送付
・活動報告メールの送付

申込数
51
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年9月

3,000+システム利用料


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3,000円コース

・お礼状メールの送付
・活動報告メールの送付

申込数
77
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年9月

5,000+システム利用料


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5,000円コース

・お礼状メールの送付
・活動報告メールの送付

申込数
51
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2022年9月
1 ~ 1/ 7

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