「本当」の「福島」を伝え、海外と福島を繋ぐ交流拠点を作りたい!!
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支援総額

1,580,000

目標金額 1,500,000円

支援者
86人
募集終了日
2021年4月16日

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2021年03月21日 21:47

韓国における福島県の状況について

 今までは自分一人で絶対にこのゲストハウスをやり遂げて、少しでも福島の汚名を晴らしたいという反骨心で突き進んできましたが、日々、支援のメッセージを頂くことに、もう自分だけでなく色んな人が支え、応援してくれる事のありがたさと、この恩を報いるためにも、日々の営業に感謝し、ゲストハウスを成功させなければという気持ちがより増してきています。

 

 今日は、韓国において福島のイメージはどんなものなのか、語りたいと思います。

 

 

 

 結論からいうと、10年前から何も変わっていません。

 

 

 

 最悪です。

 

 

 

 福島=放射能で汚染されて誰も住めない場所。

 

 

 

 海外に居住しなければ、実感は湧きにくいかもしれませんが、「FUKUSHIMA」という単語だけで、良いイメージを持つ人はほぼいないと言っても過言ではありません。良くて発音が似ていて韓国からも近い「FUKUOKA」と勘違いされる程度です。(私も何回も勘違いされました。)

 

 これから、話すことは今年の1月に起きた出来事です。

 

 

 私が現在、猪苗代町地域おこし協力隊として勤務していますが、配属されている農林課からは6次化産業の普及や町内産ブランド産品の輸出や普及を担当しています。

 

 

 猪苗代町の農産物は海外で高い評価を受けており、ドバイや香港、最近では台湾にも輸出がされています。特に町が推奨する「いなわしろ天のつぶ」は大変人気で、食用米では珍しく日本酒も製造しています。

 

 

 これもつい先日の話になりますが、猪苗代の農産物が中東で高い評価を受けているから在日カタール大使が、猪苗代に訪問し、その価値を高く評価しています。

 

 

 このように、多方面から高い評価をうけている為、他の国にも輸出を試みる事になりました。

 

 

 まず最初に思い付いたのが、韓国でした。韓国は近年、日本酒の需要が伸び続けており、国別日本酒輸出ランキングではアメリカについで世界2位になるほど、日本酒が輸出されている国です。

 

 

 実際、ソウルの中心に位置する梨泰院の居酒屋で5年間アルバイトしてきましたから、韓国の方々がどれだけ日本酒を飲むのか、どれだけ韓国に日本式居酒屋があるのか肌で体験してきたので輸出量が世界2位というのも頷けます。

 

 

 むしろ、韓国に行って初めて見た日本酒があるほどでした。その日本酒の名は、

 

 

 「がんばれ父ちゃん」

 

 

です。

 

 

 何それ?と思う人もたくさんいるでしょう。

 

 侮るなかれ。日本語が話せない韓国人でもこの単語だけは知っている程、ほとんどの韓国人がこのお酒を知っています。

 

 

 私も、居酒屋で勤務している時「がんばれおとさんはありますか?」耳にタコが出来るほど聞きました。日本語の発音に慣れていない方が日本語で「がんばれおとさん」と言ってくるのでその日本酒を知らなかった私は聞き取る事が出来ませんでした。(パッケージは「がんばれ父ちゃん」ですが韓国の方はその意味を知らなくても「がんばれおとさん」が日本酒である事だけは知っています)

 

간바레 오또상 - 벨루가

 

 上記写真の説明文を翻訳したものです。

 

 

 「韓国において一番、大衆的な日本酒のがんばれお父さん(아빠힘내세요(日本語直訳「父ちゃん頑張れ」)は、日本で‘米の工場‘と呼ばれ、高品質なお米を生産する地域の新潟県で生産されている。

  「がんばれ父ちゃん」は長期不況に疲れたサラリーマンたちに合理的な価格で日本酒を提供しようという趣旨の下、作られた日本酒で、飲みやすい味と柔らかい喉越しで韓国でも広く知られている。

  

 

韓国の居酒屋では日本のように日本酒はグラス売りではなく、4号瓶か900mlのパックがそのまま売られています。

 

 

 日本から輸出され、更に関税も追加される為、決して安くはありませんが、日本酒は本当によく売れます。女性3名でパック酒を3つ飲み干すお客さんもいるほどです。

 

 

 そのような韓国における日本酒事情を深く熟知していたので、日本酒の一大生産地である福島のお酒も売れるはずだと思っていました。

 

  

 そして、海外でも高い評価を受けている「いなわしろ天のつぶ」の日本酒を韓国にも輸出してみようという事になりました。

 

 

 まず、最初にコンタクトを取ったのが、居酒屋でアルバイト時代にお店に日本酒を卸に来ていた業者さんでした。

 

 

 海外で高い評価を受けている事や、金賞受賞酒蔵数7年連続日本一という事などを伝えました。

 

 

 実は留学時代に、福島のお酒も輸入してみたいと一度お話を頂いたこともあり、正直、上手くいくだろうと楽観視していました。

 

 

 しかし、現実は甘くないどころか、福島に対する激しい偏見が未だ根強く残っている事を思い知らされました。

 

 

 返ってきた回答は、以下の回答でした。

 

 

 「福島のお酒を輸入すると、韓国における日本酒全体のイメージ低下に繋がるため、輸入は出来ない」

 

 

という、事でした。

 

 

 愕然としました。

 

 

 10年も経過するのにまだそんななのか。

 

 

 こういう回答になったのも理由がありました。

 

 

 それは、とある韓国の輸入業者が、日本の輸出業者を通し、福島のお酒を韓国内で販売をしていました。

 

 

 しかし、福島から輸入されたお酒は、「福島」という名前は隠された状態で販売されていました。ほかの日本酒は当然、原産地名を表記しています。

 

 

 「福島」という名前を隠されたのは、「原発」のイメージが強く残っている国内向けには「福島」というのは都合が悪いためでしょう。

 

 

 結局、この事は明るみになり、大批判を浴び、今では販売されていません。

 

 

 この事件が福島のお酒を販売出来ないという直接的な理由でした。

 

 

 5年半もお世話になった韓国で「福島」お酒が販売される事を願っていますが、その道のりは険しく一筋縄ではいかない事を思い知りました。

 

 

 ただ、それで諦めては意味がありません。

 

 

 自分のゲストハウスでも出来る事はします。

 

 

 ゲストハウス内には簡単な飲食が出来るBARを設置します。そのBARの飲料メニューは一部を除き、アルコールはほぼ全て福島産で統一します。

 

 

 それも、浜通り、中通り、会津地方の特色ある日本酒や焼酎、ワイン、ビールなどを取り揃え、このゲストハウスに来れば福島を満喫出来るようなメニューにします。

 

 

 日本で3番目に大きい福島県を車で走り回り、実際に販売されている場所なども見に行っています。

 

 

 いつの日か、私のゲストハウスに韓国の方が訪問し、直接、「本当」の「福島」を知ってもらえる日が来ることを願っています。

リターン

5,000


お礼のお手紙+1日宿泊券

お礼のお手紙+1日宿泊券

・直筆のお礼の手紙

・今回のプロジェクトで実施するゲストハウスの宿泊券(1名 1泊2日分)

 ※有効期間6ヶ月

申込数
29
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年7月

5,000


alt

応援コース(5千円)

・直筆のお礼の手紙

ーーー

このリターンはコストがあまりかからないため、いただいたご支援の多くをプロジェクトのために活用させていただきます。

申込数
15
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年6月

5,000


お礼のお手紙+1日宿泊券

お礼のお手紙+1日宿泊券

・直筆のお礼の手紙

・今回のプロジェクトで実施するゲストハウスの宿泊券(1名 1泊2日分)

 ※有効期間6ヶ月

申込数
29
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年7月

5,000


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応援コース(5千円)

・直筆のお礼の手紙

ーーー

このリターンはコストがあまりかからないため、いただいたご支援の多くをプロジェクトのために活用させていただきます。

申込数
15
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2021年6月
1 ~ 1/ 13


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