ラストスパート！！残り５日・・・

ラストスパート！！

「令和の大修理」クラウドファンディング、残り５日。
９月１２日から挑戦を始めたこの事業は、皆さまの温かいご支援のおかげで、開始早期に第一の目標を達成することができました。深く御礼申し上げます。
そして今、私たちは新たに掲げたネクストゴール １,０００万円 に向け、全力でラストスパートをかけております。道のりはまだ半分以上ですが、皆さまのご協力を最後までお願いしたいと心から願っております。

改めて
なぜ、この修理がここまで重要なのか

私ども 大安禅寺 は、福井市の北西部に位置し、
江戸時代初期、福井藩４代藩主 松平光通公 によって創建され、以来約３70年にわたって禅の教えを伝えてきました。

また、福井市内で唯一の「国指定重要文化財建造物」であり、数百点に及ぶ名品・屏風・掛け軸・什物を所蔵しています。

いわば、福井の歴史をひも解く貴重な資料館でもあります。

しかしながら、年月とともに本堂をはじめとする主要８棟（本堂・庫裏・開山堂・開基堂・鐘楼・山門など）は、豪雪・風雨・震災による損傷が顕著になってきました。
藩主のお寺という立場上、明治以降はその庇護を離れ、数少ない檀信徒様と祖師方が出来うる限りの修理保全に努力されてきましたが、やはり限界があります。

そこで、現住職が文化財指定を受けるだけの価値ある大安禅寺ということを様々な活動を通して皆様に周知してもらい、その努力の甲斐あって平成２０年重要文化財指定を受けることになりました。

そして、いよいよ２０１８年（平成３０年）から本格的な保存修理事業「令和の大修理」を開始。約１4年を要する長期の工事となっています。

修理、防火事業と併せて現時点で約３０億という総事業費・・・
この修理は、単に建物を直すだけでなく、福井という地域の歴史・文化・技術を、次代に確実につなぐ “未来への架け橋” でもあるのです。

今、私たちが皆さまにお願いしたいこと

この大きな事業を成し遂げるには、国・県・市の補助だけでは十分ではありません。

皆さま一人ひとりの「ご縁」と「応援」が、文化財を守る力そのものです。

今回のクラウドファンディングは、ふるさと納税型として、地域を超えた多くの方々にも参画いただける仕組みです。支援くださった方には、税控除の対象となるなどのメリットもございます。

残り５日、私たちは懸命に最後のお願いをいたします。どうかともに、大安禅寺を、福井の誇りを未来へと繋ぐお力添えをお願い申し上げます。

皆さまと共に、この寺を次の１００年、２００年へと確かに受け継いでいく。
この名誉ある活動に、どうか最後までご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

この厳しい昨今に勝手ばかりを申していることも重々承知でありますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

大安禅寺　髙橋玄峰　合掌