​【次なる段階へ】記憶の継承は展覧会準備へ！学生と「記憶のプロ」が始動

​​１. 前回報告のおさらい：ワークショップは大成功でした！

​先日開催した「インタビューワークショップ」では、元NHK報道カメラマンの近藤氏による指導のもと、福井県立大学や若狹東・若狹高校の学生たちが、おおい町名田庄の小さな映画資料室・室長の村上氏に模擬インタビューを行い、「生きた証言を記録する技術と心構え」を真剣に学びました。

​このワークショップを通じ、学生たちは「小浜の歴史」を知り、「信頼関係の重要性」を実感するなど、プロジェクトの根幹となる「記憶の継承と世代間交流」が着実に進んでいます。

 

​２. 次のステップ！「小浜の記憶をつなぐ 映画館アーカイブ展」準備始動

​このインタビュー活動の成果を、いよいよ形にする段階に入りました。

​映画祭当日、会場の旭座内に、福井県立大学 映画サークル企画・制作によるミニ展覧会を開催します。

 

 

​【展示概要】

​■展示内容： 学生が聞き取った「生きた証言」の書き起こし、当時の町の様子や上映ポスターなど、小浜の映画館の記憶をたどるパネル展示

​■監修： おおい町名田庄の小さな映画資料室・室長の村上正純氏

 

​３. 学生が「記憶のプロ」に教えを請う！

​先日、映画サークル主宰で、インタビューの聞き手でもある福井県立大学2年生の新井日向子さんが、監修をお願いしている村上氏の資料室を訪問し、展示内容について具体的な相談を行いました。

​村上氏のもとには、50年以上にわたる映画資料や貴重なパンフレットが膨大に保管されています。

 

 

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​■福井県立大学2年生　新井日向子さん（映画サークル主宰）

​「たくさん資料や映画について教えていただきました！村上さんから『まずは会場の旭座を下見して、どんな展示にするか資料を集めなさい』とご指導いただきました。近日中に村上さんといっしょに旭座の下見に行ってきます！」

 

■おおい町名田庄の小さな映画資料室・室長の村上正純氏（監修）

​「若いひとが展示をやってみたいと言ってくれているので、これはサポートしないと！と思いました。彼らが最高の展示を作れるよう協力したいです」

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​４. 今後の展開

​新井さん始め映画サークルの学生たちは、村上氏の指導のもと、旭座という歴史的空間にふさわしい展示を作り上げるべく動き出します。

​「記憶の継承」という、このプロジェクトの根幹となる活動が、着実に次のステップへと進んでいます。

​ひきつづき、準備の様子を報告してまいりますので、どうぞご期待ください！

 

＜大谷桃子（福井県地域おこし協力隊）＞