祥当開山忌を奉修しました

去る４月３日、宗祖隠元隆琦禅師の第３５３回祥當忌法要を、関係各位のご尽力とご随喜のもと、厳粛かつ荘厳に奉修申し上げました。

斯かる佳日を迎えるにあたり、ご参拝・ご焼香を賜りました多くの檀信徒の皆様、ならびに諸山各位に、心よりの感謝と御礼を申し上げます。

また、尊きお役位をお務めくださいました諸賢におかれましても、誠にありがとうございました。

本法要は、御開山・隠元禅師の御遺徳を偲び、その尊きご教導を今一度深く胸に刻むかけがえのない機縁となりました。宗門の悠久の歩みを今に伝える貴重な一座となりましたこと、偏にみなさまのご厚情の賜と存じます。

なお、令和８年には、黄檗宗開宗150年という記念すべき節目を迎えます。この慶節に際し、宗門のさらなる興隆と仏法興隆の願いを込め、諸行事を一層荘厳に営むべく準備を進めております。

引き続き皆様のご理解とご支援を賜りますよう、衷心よりお願い申し上げます。

そして、今年の祥当忌法要に際し、この度クラウドファンディングにてみなさまよりご支援を賜り制作させていただきました隠元禅師直筆の「御遺偈」と「示諸法子孫偈」（しょほうじそんにしめすげ）の複製を、初めて正式に荘厳し、奉安申し上げましたことをご報告いたします。

この複製掛軸は、ご支援者のみなさまのお名前とともに、宗門の什物として大切に、永く永く伝承してまいる所存です。

改めまして、この度のご支援に対し、深甚なる感謝の意を表します。

みなさまの温かいご芳志に、心より厚く御礼申し上げます。

合掌