【女子大生の挑戦 in ネパール農村】豪雨被害からの農業復興

支援総額

584,000

目標金額 320,000円

支援者
88人
募集終了日
2025年1月31日

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2025年04月20日 20:00

【インタビュー後編】移住農家さん

ナマステ!
新潟県立大学国際ボランティアサークルRUENG 服部千寛です。
ご支援いただきありがとうございます。

昨日に引き続き、農家さんへのインタビューをお届けします。
今回のインタビューでお話を聞いた農家さんは、4年前「フムラ郡Mugu」という、標高5000mを超える村からレレに移住し、農業を行っている、ダニさんです。
ぜひ最後までご覧ください。

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〈豪雨についてのお話〉
一か月間大変な時期でした。家も水浸しで、中でも一番大変だったのが物が流れてしまったことです。農業器具も流されてしまい、どうしようという気持ちで家でそわそわしていました。
でも、人間が身体を治すことと同じように畑も直さないと、という気持ちもありました。
また、畑を直すためにもどこかが助けてくれるわけではないので、ビニールトンネルの支援がすごい勇気になりました。

 

Q:洪水に関して事前に何か予知、予測できる要素はありましたか?

 

ー まったくありませんでした。個人の経験から予測するしかないです。

事前に対策できないので、何か 問題が起こってから知ることが多いです。

 

Q:フムラ郡Muguから移住されてきてから以前にこのようなことはありましたか?

 

ーありませんでした。

今、自分の土地がないから借りている状態で、洪水の時はもともと植えていたキャベツのみ、心配だったためすぐに上の方に移動させました。移動したキャベツは無事でした。
元々住んでいた場所が、子供が学校まで歩いて2、3時間かかるような田舎だったため、問題があるだろうと思ってヒマラヤのMuguからレレに移住してきました。

自分の地元でも雨の問題はあったとしてもここまでの規模の洪水はありませんでした。

 

ー作った野菜は、安い時には1キロで10ルピーくらいにしかなりません(インタビュー当時は、ダニさんも育てていたカリフラワーが特に安かったそうです)。

カトマンズの野菜の卸売市場では、野菜ごとの適正価格が毎日提示されていますが、計算ができないからと値段はバイヤーによって一方的に決められてしまいます。

種を買うにも一個の苗で5ルピーくらいで、それにプラスでビニール、農機具などが必要です。

今は、自分の畑だけじゃなくてほかの畑でも(レレのいろんな場所で)農業のお手伝いをして稼いでいます。

 

ー子供を学校に行かせるためにも働かないといけません。働くことしかできないし、自分は学校を卒業していないから体を動かす農業の仕事をするしかないです。


Q:お子さんは将来どうされる予定なのですか?

 

ー貯金をしっかり貯められたら、海外に出稼ぎに送りたいです。
貯金できなかったら農業をさせるしかないんじゃないかな。でも、まずは勉強させます。

お母さん、お父さん、おじいちゃんおばあちゃんのことは愛さないといけません。目の前のことを頑張ります。

 

 

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(ラジェンドラさん、ダニさんへ)インタビューに行った際は、お土産にと大きなカリフラワーとキャベツまでたくさんいただきました。

 

 

どの野菜も綺麗で、いただいたカリフラワーは私たちの顔の大きさと同じくらい立派でした。味もとってもおいしかったです。

しかし、こんなにおいしい野菜が1㎏10ルピー(1ネパールルピー=約1円)くらいにしかならない、と農家さんたちがお話しされていたことは衝撃でした。(※渡航した当時はカリフラワーがとても安い時期だったそうです。)

 

大きなビニールトンネルを誰に習うわけでもなく1から手作業で作ったり、化学物質を使わず、コンポストを利用した肥料で立派に野菜を育てていたり、ネパールの農家さんたちの経験、技術はとても高いと思います。また、それらの技術はそれぞれの農家さんが農業に対するプライドをもって、長年の努力や試行錯誤を積み重ねてきた結果なのだと思います。

 

ネパールで農家はあまりいい仕事ではない、でも他にできることがないから働くしかない、とおっしゃっている様子から、もっとネパールの農家さんたちは報われるべきなのにと強く感じると同時に、この農家さんたちが日本で農業をやっていたらどれだけ評価されるだろう、と考えると悔しい気持ちになりました。

 

インタビューにご協力いただいたラジェンドラさん、ダニさん、本当にありがとうございました。お話中、大変な状況にありながらも終始それを全く感じさせないような明るさで振舞ってくださったことが印象に残っています。根深い農業の問題がありながらも、農家として家族や周りのためにと働く農家さんの姿に、私ももっと頑張ろうと思えました。

 

また、お二人ともクラウドファンディングの支援が勇気になった、とおっしゃってくださり、それを聞いて私たちも素直に嬉しい気持ちになりました。

 

新潟、日本のたくさんの方々がネパールを想って寄付してくださったお金だということ、そして、ネパールで大変な状況にありながらも仕事に励む農家さんたちが使うお金だということ、最初から最後まで、本事業の様々な段階を通して事業の価値や込められたものの大きさを実感し、想いが形になっていくことの凄さに、身が引き締まる思いです。

 

ご支援いただいた皆様の想いも、ネパールの農家さんたちにお届けできていたら、幸いです。
同様に、現地で受け取ったネパールの農家さんたちの想いも、私たちを介してご支援いただいた皆様にお繋ぎしていきたいと思います。

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

また、ご支援いただいた皆様へ、改めて心より御礼申し上げます。

リターン

1,000+システム利用料


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リターンはつきません。

申込数
25
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2025年4月

3,000+システム利用料


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学生メンバーからのお礼メッセージ

学生メンバーより感謝のメッセージをお送りします(PDF形式でメールにて送付)。

申込数
3
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2025年7月

1,000+システム利用料


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