【第4弾】筑波大デジタルネイチャー研究室|研究活動支援プロジェクト
【第4弾】筑波大デジタルネイチャー研究室|研究活動支援プロジェクト

寄付総額

6,565,000

目標金額 6,000,000円

寄付者
188人
募集終了日
2023年10月31日

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2023年10月01日 17:39

なぜクラウドファンディングを『いま』おこなうのか【筑波大学落合陽一研究室クラウドファンディングPJ】

「なぜクラウドファンディングを『いま』おこなうのか」

筑波大学デジタルネイチャー研究室の学生のクラウドファンディングに対する思いをより詳しくお伝えします.研究発表活動に関してどのくらい危機感がある状況なのか,なぜ「いま」資金的なご支援が必要なのか,最後までお読みいただき,どうかご支援を,本当によろしくお願いいたします.

 

いつも応援をありがとうございます.クラウドファンディング終了まで残り30日となりました.現在までに47人の方から100万円を超えるご寄付をいただいております.誠にありがとうございます.

私たちの研究に対する情熱と、その成果を国際的な舞台で共有するための挑戦が、あなたの支援によって実現しています。この素晴らしい旅に、更に多くの人々を巻き込むことで、一緒に新しい歴史を築いていきたいと思っています。

この活動やクラファンの情報を広めるお手伝いをしてくださると幸いです。

落合研所属学生の研究発表機会創出のため,いまご支援が必要です。

筑波大学デジタルネイチャー研究室(以下,落合研)は,デジタルネイチャーという自然観を掲げて日本から世界の最先端を目指す情報学系の大学の研究室です.主宰である落合陽一を筆頭に,産業・学問・芸術に至る様々な問題解決に挑戦し,人・計算機・自然における新たな文化的価値の創成を目指しています.落合研設立から8年間に渡り,多くの研究活動を通じて皆さまに最先端の計算機科学が多様な価値を生み出す姿をお伝えして参りました.

落合研では,情報学の中でも,特に人とコンピュータの関係を考えるHCI(Human Computer Interaction)という分野に注力しています.人・モノ・自然・計算機(コンピュータ)・データが互いに接続される時,「人はどのような反応をするのか」「人はどのようなものに価値を見出すのか」を,計算機科学,物理学,生物,波動工学,材料科学,インタラクション,ユーザビリティ,芸術表現, デザインという幅広いアプローチから探究し,研究に取り組んでいます.

私たちが扱う技術は大きく5つ,

  1. 非接触型で遠隔に力を与えることができる「超音波」技術
  2. フェムト秒レーザーなどを用いた「レーザー光学・写真映像」技術
  3. 自然言語処理やVR向けの画像生成システムをはじめとする「VR/ARとAI」技術
  4. ナノ構造から生活空間スケールまで幅広いスケールのファブリケーション」技術
  5. あらゆる人に優しい世界のための障がい者支援をはじめとした「アクセシビリティ」技術

これらの技術を中心に,落合陽一率いる総勢55名の学生の多様な興味関心を掛け合わせて,独創的な研究活動に日々向き合っています.

研究には「論文」がつきものです.論文の執筆は自分達だけが知っている世界唯一の成果を,みんなが読めるような形にして,より科学を発展させるために共有するという行為です.理学系ではより信頼性の高い査読付きの「学術論文誌」への投稿が主流ですが,情報学,特にHCIの分野では学術論文誌だけでなく,デモンストレーションやポスター発表を含む「学会発表」にも査読付きの論文として投稿されるという特徴があります.そのため,私たちはより権威のある国際学会発表・学術論文誌の両方に投稿することを目指して日々研究活動を頑張っています.

論文が学会で採択されると,全世界の研究者が発表のために会場に集結します.国際学会はアメリカやヨーロッパで開催されることが多く,海外へ渡航することが必要となります.しかし,研究発表のための渡航を支える「国際学会への渡航費」が,昨今のコロナ禍や物価の高騰によって,資金的に大きな危機に晒されています.

これからも継続的に研究し,その成果を世界に向けて発表し続けるため,そして,現役の学部生やこれから所属する未来の研究者の卵の研究活動に影響が出ることを防ぐため,いま,ご支援が必要です.そこでこのたび「目標金額600万円」のクラウドファンディングに挑戦することを決めました.

落合研が,なぜ今,クラウドファンディング?

落合研はR&Dセンターを含めてこれまでにも,クラウドファンディング(以下,CF)に挑戦してきました.

(~2021年10月31日)筑波大|持続可能なデジタルと自然へ向けた開発研究と人材育成に支援を
(~2022年10月14日)筑波大デジタルネイチャーR&Dセンター日本科学未来館プロジェクト

 

ただ,今までのCFはいずれも,「デジタルネイチャーの到来を見据えた価値創造と次世代の人材育成」「日本科学未来館でのアウトリーチ研究活動」といった,主に『日々の研究活動を推進すること』,『一般の皆様との研究を通じた対話を創出する』ためのご支援をいただくものでした.

今回は今までのプロジェクトとは趣旨が異なり,落合研が抱えるたくさんのプロジェクトを海を超えて世界に向けて発表し,さらに研究を発展させるためのご支援ーーつまり,落合研の担う「日本を代表する研究者・技術者の育成」という役割をより強固なものにするための費用についてご支援をいただきたいというプロジェクトです.

そのため,目標額も過去のCFに並ぶ600万円という大きな挑戦を掲げています.

 

もちろん,研究発表を行うにもさまざまな方法がありますが,私たちは常に世界レベルの研究成果を探究することを目標としており,所属する学生全員が学年や年齢の壁を超えてハイレベルな議論を行っています.国際会議(国際学会)での発表には,デモンストレーションやポスター,最もレベルの高いフルペーパーといったさまざまな形式・レベルで挑戦が可能で,世界への挑戦の門戸は所属する学生全員に開かれています.

過去の論文公開リスト:https://digitalnature.slis.tsukuba.ac.jp/category/publication/

コロナ前の国際学会などへの現地参加の様子1

 

コロナ前の国際学会などへの現地参加の様子2

 

2022~2023年の国際学会への現地参加の様子

 

例えば,SIGGRAPH(International Conference and Exhibition on Computer Graphics and Interactive Techniques)というCGを扱う世界最古かつこの分野の中でも最も権威のある1つの国際会議へ論文やデモンストレーションを投稿し,毎年参加しています.2年に1回、1名に与えられるCG界のノーベル賞「クーンズ賞」が授与されるという世界的に注目の集まる会議でもあります.

2023年(今年)のSIGGRAPH in DNG!Labs3件,Posters2件での採択でした!

 

SIGGRAPH Student Research Competition(以下,SRC)という学生対象の研究コンペが開催されており,採択されたポスターや論文に対して,複数名から構成される熟練の研究者が審査員を務めます.

落合研所属学生もSRCに参加しており,学部生(Undergraduate)部門で受賞された研究も複数あります.また,2022年開催のSIGGRAPH2022 SRCで優勝した当時学群4年生の村上貴人さんの研究プロジェクト「Kuchibashi: 3D-Printed Tweezers Bioinspired by the New Caledonian Crow’s Beak」が,ACM Student Research Competition Grand Finals 2023(ACMが開催したさまざまな国際会議のSRCの各部門の勝者たちが一堂に会し、最終的な勝者を決定するイベント)で学部生部門を制覇するという快挙を達成しました.

【AWARD】村上貴人、ACM Student Research Competition Grand Finals 2023 学部生部門を制覇!:https://digitalnature.slis.tsukuba.ac.jp/2023/05/award/

⬇︎過去に受賞したプロジェクトはこちらです⬇︎

◼︎SIGGRAPH2023 SRC Undergraduate category

【第1位】Crossed half-silvered Mirror Array:https://digitalnature.slis.tsukuba.ac.jp/2023/06/crossed-half-silvered-mirror-array/

◼︎SIGGRAPH2022 SRC Undergraduate category

【第1位】Kuchibashi: 3D-Printed Tweezers Bioinspired by the New Caledonian Crow’s Beak:https://digitalnature.slis.tsukuba.ac.jp/2022/07/kuchibashi-siggraph2022/

◼︎SIGGRAPH2017 SRC Undergraduate category

【第3位】ReverseCAVE:https://digitalnature.slis.tsukuba.ac.jp/2017/05/reversecave/

 

このような国内でも有数のトップレベルな研究ができる研究室でも,コロナ禍によって研究発表という経験に大きな影響を受け,2020年以降の学会はほとんどオンライン開催.暗闇にあった研究発表活動に,やっと晴れ間の兆しが見えた2023年には,航空券や物価の高騰によってコロナ前の3倍以上の資金が必要となり,資金的な問題でオンライン発表が余儀なくされた学会もありました.現在では,学会への対面での参加必須という要件も論文投稿時に課せられ,資金を理由に投稿すら躊躇するという負の連鎖が始まりつつあります

実際に,今年8月のSIGGRAPH参加の時点で「旅費がピンチなので全額でないかも」という連絡が落合先生から来て,ざわついていました.ありがたいことに色々な予算を削っていただき,個人の研究費を削ったりして1回分の出張は賄えましたが,これから始まる国際学会からは旅費の全額支給は無理だろうと言われており,「これはおしまいだ」とみんなが絶望的な表情で先生からのこの投稿を見ていました.

このような打撃が重なり,研究室や大学からの研究資金では到底追い付かず,その皺寄せは落合研の学生が研究活動を継続することへの不安や挑戦への戸惑いという形で負の影響が及んでいます.

そこで,これらの課題を解決するためのクラウドファンディングに挑戦することを決めました.

image.png
弊ラボのボス,落合陽一も驚く航空券の高さ.

クラウドファンディングの先に目指すもの

600万円という目標額は,落合研のメンバーがほとんど代替わりしてから初めてのとても大きなチャレンジです.

一方で,クラウドファンディングは,資金的な援助をいただくだけでなく,その取り組みを応援してくださる新たなサポーターと出会う機会になるということも,私たちは今までのプロジェクトで強く感じでいます.

今回は「研究発表」という今までとは異なる目的での挑戦だからこそ,このプロジェクトを通してより多くの方に落合研の研究活動や学生の熱量を知っていただく機会にしたい.そして「最先端の情報科学分野の研究」を身近に感じてくださる方が一人でも増えたらと願っています.

また,今後も寄付という形で落合研を応援いただける方と継続的につながっていく方法を模索したいと考えていますが,まずはこのプロジェクトの成功が,その大きな一歩となります.

現在公開から20日が経過し,残り30日となりましたが,達成率17%と,目標金額600万円に到達するにはとても厳しい状況です.私たちの活動や想いにご賛同いただけましたら,ご支援・応援をどうぞよろしくお願いいたします.

落合陽一研究室所属学生からのメッセージ

クラウドファンディング「活動報告」ページにて,落合研所属現役生の研究紹介記事を連載しております.全員が執筆を担当しており,現在(2023/10/01)第14弾(最終回は第25弾)まで公開しています.また,10月2日に公開される記事を筆頭に,落合研を卒業して社会で活躍している先輩方にご協力いただき,応援メッセージの連載も始まる予定です.

2025年には,落合研は設立10周年という1つの節目を迎えます.その年は,落合もパビリオン監修者として関わっている大阪万博が開催されます.世界中から日本の最先端科学を体験する場としても期待されており,私たちもその代表として参画できるように,ますます研究活動に邁進してまいります.

みなさま、未来の研究者を育てる落合研究室へのご支援,よろしくお願いいたします.

 

⬇︎これまでに公開した現役所属学生からのメッセージはこちらからご覧いただけます⬇︎

【Vol.1】博士後期2年鳥居万椰:https://readyfor.jp/projects/ochyaigogo5/announcements/286263

【Vol.2】博士前期1年鈴木紫琉:https://readyfor.jp/projects/ochyaigogo5/announcements/286265

【Vol.3】博士後期1年Xiao Shengdi(Teki):https://readyfor.jp/projects/ochyaigogo5/announcements/286432

【Vol.4】博士後期1年鵜沢信吾:https://readyfor.jp/projects/ochyaigogo5/announcements/286633

【Vol.5】博士後期1年趙一楠・博士後期1年張婳:https://readyfor.jp/projects/ochyaigogo5/announcements/286815

【Vol.6】博士後期3年李晶晶:https://readyfor.jp/projects/ochyaigogo5/announcements/286816

【Vol.7】博士前期1年山口果那https://readyfor.jp/projects/ochyaigogo5/announcements/287082

【Vol.8】博士後期1年小嶋凌勢:https://readyfor.jp/projects/ochyaigogo5/announcements/287247

【Vol.9】博士後期3年設楽明寿:https://readyfor.jp/projects/ochyaigogo5/announcements/286539

【Vol.10】博士前期2年Keaton Shurilla・博士前期2年丹羽遼吾:https://readyfor.jp/projects/ochyaigogo5/announcements/287769

【Vol.11】博士前期2年飯嶋稜・博士前期2年百田涼佑:https://readyfor.jp/projects/ochyaigogo5/announcements/288017

【Vol.12】博士前期2年泉和哉・学類3年仲村和士:https://readyfor.jp/projects/ochyaigogo5/announcements/288073

【Vol.13】博士前期2年陳継尭・博士前期1年董書岑:https://readyfor.jp/projects/ochyaigogo5/announcements/288761

【Vol.14】博士後期1年近藤生也・博士前期課程1年岡村美紀:

ギフト

5,000+システム利用料


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サンクスメール

●サンクスメール
●寄附金受領証明書
●公式ホームページにお名前掲載(希望制)

申込数
65
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年2月

10,000+システム利用料


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オンラインワークショップ(1種類)

落合陽一によるワークショップです。音(MusicGen等) or 映像(Stable Diffusion等) or 文章(ChatGPT等) から1種類お選びいただけます。
ーーーーーーーーーーー
●オンラインワークショップ(1種類)

●サンクスメール
●寄附金受領証明書
●公式ホームページにお名前掲載(希望制)
●学会発表の報告書(PDF)

※オンラインワークショップ:ライブ配信で実施し、アーカイブ配信も行います。2024年1月中旬〜2024年6月末までの間で1回の実施を予定しております。詳細は2023年12月末までにご連絡いたします。

申込数
65
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年6月

5,000+システム利用料


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サンクスメール

●サンクスメール
●寄附金受領証明書
●公式ホームページにお名前掲載(希望制)

申込数
65
在庫数
制限なし
発送完了予定月
2024年2月

10,000+システム利用料


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オンラインワークショップ(1種類)

落合陽一によるワークショップです。音(MusicGen等) or 映像(Stable Diffusion等) or 文章(ChatGPT等) から1種類お選びいただけます。
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●オンラインワークショップ(1種類)

●サンクスメール
●寄附金受領証明書
●公式ホームページにお名前掲載(希望制)
●学会発表の報告書(PDF)

※オンラインワークショップ:ライブ配信で実施し、アーカイブ配信も行います。2024年1月中旬〜2024年6月末までの間で1回の実施を予定しております。詳細は2023年12月末までにご連絡いたします。

申込数
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